建築条件付き土地と建築条件なし土地の違いは?どっちの土地を買えばいい?
家を建てようと思って土地を探していると、よく目にするのが「建築条件付き土地」と「建築条件なし土地」という言葉です。
見慣れない言葉ですが、この2つの土地の違いは何でしょう?
この記事を読めば、2つの土地の違いを理解し、あなたが建てたい家はどちらの土地を買えばいいのか見えてくるでしょう。
では早速、2つの土地の違いを分かりやすく解説していきます!
建築条件付きの土地とは?
建築条件付き土地とは、売主が指定した建築会社で家を建てる契約を結ぶことが条件になっている土地です。
土地の売買契約を結んでから一定期間内(一般的には3カ月以内)に家を建てる契約も結びます。
もし、家を建てる契約が結ばれなかった場合は、土地の売買契約が白紙に戻ります。
建て売り住宅とは違って、建築会社が決まるだけなので、自由に間取りなどを決めることはできます。
しかし、建築会社が取り扱っていない機材などは使うことができません。
建築会社が決まってしまうので、
「キッチンは◯◯社製しか考えられない!」とか、「外壁の材料はは◎◎じゃなきゃダメ!」とか、
こだわりがある人にはオススメできません。
反対に、
「注文住宅を建てたいけどよく分からない!」とか、「建て売りは嫌だけど、ある程度のパターンの中から選びたい!」
という人には向いていると言えるでしょう。
建築条件なしの土地とは?
建築条件なしの土地は、建築条件付きとは違い建築会社などは一切決まっていない土地です。
土地のみの売買契約のため、自分の好みのハウスメーカーや工務店を選ぶことができます。
また、建築条件付きの土地には「一定期間内に家を建てる契約を結ぶ必要」があるのに対し、建築条件なしの土地には一切ありません。
そのため、焦って内装や外装などを決める必要がなく、自分の納得するまで打ち合わせをすることができます。
自分の好きな時に、お気に入りの建築会社で、自由な設計で家を建てることができるのが建築条件なしの土地のメリットと言えます。
しかし、逆に全て自分で決めなくてはいけないのがデメリットとも言えます。
建築会社を選ぶところから始めなくてはいけません。
お気に入りの建築会社があったとしても、打ち合わせをしているうちに理想とかけ離れてしまうこともあります。
もし、打ち合わせの時点で気に入った物にならなければ、建築会社を選び直すところから始め、イチから打ち合わせをし直す必要があります。
そのため、家を建てるまでの準備期間が長くなり、賃貸に住んでいる場合はその家賃がどんどんかさんでしまいます。
「土地はせっかく買ったのに、夢のマイホームがなかなか建たない・・・。」と言った状況は避けたいですよね。
建築会社のホームページなどを見てしっかりと事前準備を行い、イメージを具体的にしてから建築会社と打ち合わせをしましょう。
まとめ:建築条件付き土地と建築条件なし土地の違いは?どっちの土地を買えばいい?
2つの土地の違いをまとめます。
- 売り主が決めた建築会社で家を建てるのが条件
- 一定期間(多くは3カ月以内)に家を建てる契約を結ぶ
- こだわりが強い人には向かない
- ある程度決まったパターンの中から選びたい人にはオススメ
- 建築会社を自由に選ぶことができる
- 家を建てる契約期間に制限がない
- こだわりが無かったり、優柔不断の人には向かない
- 好きな時に好きな会社で自由に建てることができるのがメリット
「建築条件付き土地」と、「建築条件なし土地」の違いは分かったでしょうか?
あなたが購入したい土地はどちらの種類の土地でしたか?
マイホームは人生で1番大きな買い物です。焦って家を建てる必要はありません。
土地の種類から検討して夢のマイホームを手に入れてくださいね!