土地を買う前に知るべき!建築条件付き土地のメリット・デメリット
「土地を買おう!」と思ったときに、よく目にするのが「建築条件付き土地」という言葉です。
建築条件付き土地をご存知ですか?
この記事を読めば、建築条件付き土地とはどんな土地で、購入するメリット・デメリットを把握することができます。
建築条件付き土地のメリット・デメリットが分かれば、あなたが建てたい家は建築条件付き土地を購入すればいいのか、そうでないのかが見えてきます。
では、早速解説していきます!
建築条件付きの土地とは?
建築条件付き土地とは、この土地に家を建てるなら、売り主が指定した建築会社と契約して家を建ててくださいね、という決まりがある土地のことです。
土地の売買完了後から一定期間内(3ヵ月以内が多い)に住宅を建てる契約を完了する必要があります。
なぜ3カ月の期間が設けられているかというと、この期間内に内装・外装などの詳細を打ち合わせするためです。
もし、仮に住宅を建てる契約が完了しない場合には、土地の売買契約は白紙に戻ります。(基本的には手数料など含めお金は戻ってきます)
建築条件付き土地のメリットは?
1.決まったパターンの中から選ぶことができる
建築条件付き土地のメリットは、ある程度決まったパターンの中から内装や外装など、選ぶことができます。
いざ、家を建てようと思ってもパターンが全くない状態だと、何から手を付けたらいいか迷ってしまいますよね。
人生で一番高い買い物です。作って失敗したから取り壊そうって訳にもいきません。
建て売り住宅よりはカスタマイズでき、家族構成やライフスタイルに合わせて間取りなどをある程度自由に選ぶことができます。
「注文住宅は建てたい!だけど、細かいことは分からないからある程度決まったパターンから選んで決めたい!」という人には向いている土地です。
2.土地を割安で手に入れられる場合がある
建築条件付き土地は土地相場よりも割安で手に入れられる場合があります。
近隣の土地相場と比較して値段が安くなっていることがあるのです。
「なぜ安くできるんだ!?」と疑問に思うかもしれません。
答えは簡単です。住宅自体から利益を確保できるようにしているからです。
もし、土地と住宅を別々の会社から購入した場合、それぞれの会社が利益を得るために値段を上乗せします。
しかし、土地と住宅を同じ会社(もしくは関連会社)から購入することで、土地と住宅を合わせた値段で利益を出せればいいといった考え方になる訳です。
そのため、土地の相場価格と比較して割安で土地を買うことができる場合があります。
3.建築費用の総額を把握しやすい
自分でイチから注文住宅を建てる場合、気づいたら予算オーバーしていることが多くあります。
夢のマイホームだから「あれも欲しい!これも欲しい!」とやっていると簡単に予算をオーバーしてしまうんです。
しかし、建築条件付き土地だと内装・外装のパターンが決められているので、建築費用の総額を把握しやすいといったメリットがあります。
建築条件付き土地のデメリットは?
1.自分の好きなハウスメーカーや工務店を選べない
建築条件付きの土地では、好きなハウスメーカーや工務店を選ぶことができません。
これが建築条件付き土地の最大のデメリットです。
住宅展示会を回って、お気に入りのハウスメーカーを見つけたとします。
その上で色々探して見つけた土地が、建築条件付き土地だった場合、そのお気に入りのハウスメーカーで家を建てることはできません。
こだわりのハウスメーカーや工務店がある人には向かない土地です。
2.時間的にゆっくりと決めることができない
建築条件付き土地の多くが土地の売買契約から通常3ヵ月以内に住宅の間取りや仕様を決めなくてはいけません。
平日働いている夫婦では週末に担当と打ち合わせを行うのが基本になると思います。
自分たちに予定があったり、担当の都合が合わなかったりと、あっという間に3ヵ月は経過してしまいます。
その間に、間取りはもちろん、部屋の壁紙や風呂、キッチン、洗面台の素材はどうするのか、色はどうするのか、といった細かい点まで打ち合わせる必要があります。
決められた期間内に全てを決めなくてはいけないので、焦ってしまい失敗してしまうことがあります。
まとめ:
建築条件付き土地のメリットとデメリットをまとめます。
- 決まったパターンの中から選ぶことができる
- 土地を割安で手に入れられる場合がある
- 建築費用の総額を把握しやすい
- 自分の好きなハウスメーカーや工務店を選べない
- 時間的にゆっくりと決めることができない
「建築条件付き土地」にはメリットもあれば、もちろんデメリットもあります。
あなたが建てたい家は建築条件付き土地で大丈夫ですか?
土地には建築条件なしの土地もあります。2つの土地の違いを把握することも大事ですよ。
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